未来医療イノベーターズとしてPhotonics Challenge 2025に進出
Photonics Challenge 2025のアイデア部門において、私たちのチーム「未来医療イノベーターズ」がファイナリストに選出されました。
提案内容:ラマン分光法による術中ナビゲーション
私たちは、ラマン分光法を用いた外科手術ナビゲーションシステムを提案しました。このシステムの特徴は:
- 神経組織の非侵襲的識別: ラマン分光により、神経組織と周辺組織をリアルタイムで識別
- 術中神経損傷の予防: 外科医に神経の位置を視覚的にフィードバック
- 汎用性の高い応用: 脳神経外科から末梢神経手術まで幅広く適用可能
神経科学研究との接点
このプロジェクトは、私の神経変性疾患研究から得た知見を活かしています:
- 組織特性の理解: MSA研究で培った神経組織の生化学的特性に関する知識
- 臨床ニーズの把握: 神経内科での臨床経験から見えてきた手術現場の課題
- トランスレーショナルな視点: 基礎研究を実用技術に橋渡しする重要性
チームワークと学際的アプローチ
TRACSプログラムでの学びを活かし、工学系研究者との協働により:
- 光学技術の医療応用
- 規制対応を考慮した開発戦略
- ビジネスモデルの構築
を進めています。
今後の展望
2025年2月27日の最終審査会では、200名以上の参加者の前でプレゼンテーションを行いました。この経験は、研究成果の社会実装に向けた貴重な一歩となりました。
基礎研究で培った知識を、実際の医療現場の課題解決に活かすことができるのは、研究者として大きな喜びです。今後も神経科学の専門性を深めながら、イノベーティブな医療技術開発にも挑戦していきたいと考えています。
Being selected as a finalist in Photonics Challenge 2025 represents an exciting opportunity to translate neuroscience research into practical medical solutions. Our Raman spectroscopy-based surgical navigation system aims to prevent nerve damage during surgery, bridging the gap between basic research and clinical innovation.